多くの男性が毎朝身だしなみを整えるために行っている、ひげ剃り。
カミソリでひげを剃ると、カミソリ負けで肌がヒリヒリしたり、赤みやできものが出て来て、ひげ剃りが苦痛になってしまっている方もいますよね。
肌にトラブルがあったとしても、出勤前に必ずヒゲを剃るため、痛くても我慢して剃っている方もいませんか?
この悪循環が、さらにカミソリ負けを悪化させ、重大な肌のトラブルに繋がります。
カミソリ負けは皮膚の上部にある角質層をカミソリで傷つけているため起こってしまう炎症です。
今回は実際にカミソリ負けで皮膚のトラブルが起きてしまった時の、効果的な対処法や、薬などを紹介したいと思います。
【目次】
■原因や肌の状況について
・どうしてカミソリ負けがおきるのか?
・カミソリ負けが続くとどうなる?■カミソリ負けにおすすめの市販薬5選
・言わずと知れた万能薬「オロナインH軟膏」
・カミソリ負け専用薬「ヒリプロ」
・炎症を鎮める「ケアノキュア」
・キズの治療を早める「キップパイロール-Hi」
・湿疹・かゆみ・乾燥に効く「キンセーフAPクリーム」
原因や肌の状況について
カミソリ負けと一言に言っても、実はちゃんとした病名があるのはご存知でしょうか。
病院などでは、カミソリ負けとは言わず、尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)という病名で診断されます。
カミソリによって出来た小さなキズや、毛が生えている毛包という部分に皮膚の常在菌である「黄色ブドウ球菌」が入り込み皮膚の感染症を引き起こす現象が、カミソリ負けと言われています。
肌が乾燥していたり状態が悪い時は特に、傷つきやすく、カミソリ負けがおきやすい状態にあります。
かみそり負けが続くと、どうなる?
かみそり負けをしている肌に何もケアをせずに、またカミソリを使うと炎症が治まる前に、さらに肌を傷つける事になります。
こうしたカミソリを日々繰り返し使っていると、炎症がどんどんひどくなり、肌の状態は悪化していくばかりです。肌には炎症を抑えようとするとメラニンという物質があり、皮膚の炎症を察知するとそのメラニンが、集まってきます。
このメラニンが集まって来ている部分に紫外線を浴びると、肌を黒くしてしまったり、そのまま痕となり色素沈着を起こす原因になります。
カミソリ負けにおすすめの市販薬5選
言わずと知れた万能薬「オロナインH軟膏」
・メーカー:大塚製薬
・内容量:100g
・参考価格:1,015円
ニキビや吹き出物、赤ちゃんにも使える万能薬「オロナインH軟膏」。
発売から60年以上も経つ暮らしの常備薬としてどこの家庭にもある、薬です。
殺菌作用が優れており、化膿した部分に塗ると炎症を抑えてくれる効果があります。
まずは、オロナインから試してみてはどうでしょうか。
カミソリ負け専用薬「ヒリプロ」
・メーカー名:ロート製薬
・内容量:16g
・参考価格:980円
ひげ剃りによる、ヒリヒリやかゆみを抑える効果があります。
下の5つの有効性分が患部の修復を促進し、雑菌の繁殖を抑えます。
・「リドカイン」(ヒリヒリを鎮める効果)
・「ジフェンヒドラミン」(かゆみを抑える効果)
・「グリチルリチン酸二カリウム」(炎症を鎮める効果)
・「トコフェロール酢酸エステル」(ビタミンE誘導体よる肌の回復を促す効果)
・「イソプロピルメチルフェノール」(雑菌の繁殖を防ぐ効果)
※こちらの製品は、2019年1月に製造中止になりました。
炎症を鎮める「ケアノキュア」
・メーカー名:小林製薬
・内容量:20g
・参考価格:1,300円
無駄毛処理で黒ずんだ毛穴の炎症を鎮める効果があります。
パッケージの画像には、女性の足が描かれている様に、女性用の無駄毛処理用に販売されている商品ですが、男性のカミソリ負けにも効果的です。
色素沈着がおきている肌向けに発売された商品です。
カミソリ負け以外にも、湿疹・皮膚炎・ただれ、あせも・かぶれ等、全身の肌のトラブルにも使えます。
キズの治療を早める「キップパイロール-Hi」
メーカー名:キップ製薬
内容量:23g
参考価格:971円
軽度の火傷、日焼けの治療薬として、昔から売られている商品です。
殺菌力の高い「イソプロピルメチルフェノール」の他、キズの治りを早くさせる「酸化亜鉛」、皮膚の角質を穏やかにし、傷跡を残らない様にする「サリチル酸」、消毒力によって皮膚のかゆみをおさえる「フェノール」を配合。
皮膚のカサカサや、傷口のジュクジュクにも使える万能薬です。
湿疹・かゆみ・乾燥に効く「キンセーフAPクリーム」
メーカー名:エスエス製薬
内容量:15g
参考価格:1,600円
血行を良くし、皮膚の新陳代謝を促す事により、症状を早く回復させる効果があります。
皮膚炎・湿疹・かゆみなどの肌トラブルによく効く、非ステロイド性炎症剤の「ウフェナマート」を多く配合しています。顔全体やあせも・おむつかぶれなど、赤ちゃんにも使える、優しい塗り薬です。
ここまで、5つのおすすめ薬を紹介しました。いろいろ試していますが、僕もいつも使っているのでは、オロナイン軟膏です。コストパフォーマンス的にも、オロナイン軟膏から試してみる事をおすすめします。
紹介した塗り薬には、カミソリ負け以外に、かゆみや皮膚炎などに効果的な物もあります。赤ちゃんにも使える商品もあるので、皆さんの状況に応じてつ選んでみてはどうでしょうか。
アフターケアでカミソリ負けしない肌になろう!
乾燥が大敵!保湿力を高めよう!
肌の大敵は乾燥です。肌が乾燥していると、肌を再生させるさせるターンオーバーが乱れ、不完全な角質が作られてしまいます。こうなると、さらに乾燥肌が進み、悪循環になってしまいます。
乾燥肌の状態でカミソリを使うと、ヒリヒリ・ピリピリとしたカミソリ負けになりやすいです。
乾燥肌の方は肌荒れや、ニキビが出来やすい状態になっているため、カミソリ負け以外にもニキビなどに悩んでいる方は、の保湿が必須です。
恐ろし事に、乾燥肌を放置しておくと、乾燥シワが出来やすく、見た目より年齢が老けて見える事もあります。
そういった肌トラブルを防ぐためにも、男性でも「化粧水・乳液」を使う事をお勧めします。
最近は、男性用の化粧水も多く販売されているので、女性物を買う事に抵抗がある方も、手に取りやすくなっています。
化粧水・美容液・乳液の違いは?
女性はアフターケア品を沢山持っていますよね?ほとんどが「化粧水・美容液・乳液」の3つなんです。
まず、何からつけたら良いか分からないっという方は、「化粧水」と「乳液」をつける様にしてください。つける順番は「化粧水」をつけてから、「乳液」という順番です。
化粧水とは、肌にうるおいや水分を与える効果があります。
このうるおい効果で、乾燥肌から肌を守ってくれます。
ただ、化粧水だけでは、蒸発してしまい、場合によってはさらに乾燥肌へしてしまう事もあるため、
うるおい成分を守るために「乳液」を塗ります。
化粧水を塗った肌に、フタをするような感覚です。
「化粧水」は500円だま程、手に取り優しく顔全体になじませます。
決して、パシパシとたたいて入れないで下さい。肌への刺激となり悪影響が出ます。
1分程で全体に馴染むので、そのうえから乳液を使って、保護してください。
髭剃り後にもこの2つをやるとやらないでは、かなり変わってきます。
ただ、メンソール等のツーンとした刺激が苦手な方は、そういった化粧水は避けた方が良いです。
さらに、肌の状態を改善したい!
乾燥肌だけじゃなく、ニキビ痕やシミ等を改善したいという方には、「美容液」を使う事をおすすめします。
美容液は、化粧水では補えない、ビタミン導入や集中ケアができるため、肌のトラブルで悩んでいる方は、美容液を使ってみてください!
使い方は「化粧水」→「美容液」→「乳液」の順番です。
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